はれあたまダイアリー

とにかく続けるよ

成績表

仕事関係の御葬儀に伺ったとき

いただいた挨拶状が型通りのものでなく

亡くなられた当人について

家族の方の言葉が書かれていました。

あとでわかったのですが

今は式場で家族の方に聞き取りをしてまとめてくださるみたいですね。

亡くなった方は72歳の男性の方だったのですが

お嫁さんからの言葉がつづられていました。

 

 例えば、誰かが困っている時、迷わず声をかけ、手を差し伸べるのが父でした。思いやりだけでなく、それを実行する行動力もあり、家族はもちろん、ご友人や周りからも慕われる存在だったと振り返っております。行動力は趣味においても存分に発揮され、鮎釣りやゴルフなど興味を持ったことにはとことん情熱を注いでおりました。生涯現役として林業に励んだ、日々の中、仕事の合間を縫って、山菜を取りに行ったり、たけのこを掘ったりして、春の食材を皆にお配りすることも、の楽しみの日の1つでした。

 家では2匹の愛犬と戯れるひとときが癒しになっていたのでしょう。犬たちもずいぶんなついていたものです。父が椅子に座ればおやつの合図。おやつを手に目尻を下げて笑う。父と、お座りをして見つめる愛犬たちの様子が、我が家の日常のひとこまで、何気ない毎日事は大切だったと気づかされます。

 嫁である私のことも本当の娘のように大切にし、「ゆみちゃんのカレーはおいしい、また作ってとリクエストしてくれたことも忘れがたい思い出。注いでもらったたくさんの愛情にただただ感謝するばかりです。

                           長男の妻ゆみより

 

亡くなった時

お嫁さんからこんな言葉が贈られるのはステキですね。

すばらしい人生の成績表だと思います。