今日は暑かった。
娘と着物を着てあわてて出かけた。
襦袢を着ただけで汗が出そうなのにその上に袷の着物を来て
陽ざしの中を歩いた。
ねん挫しているので正座がむずかしく
お尻に当てる正座用の小さい椅子を持っていくのを忘れて
カバンを尻の下に引いたがちょっと高さが足りず足首が痛んだ。
それでも一番前に座らせてもらったので平気な顔をしていた。
こういうのがバカなところだが治らない。
50分の所望が終わりくたくたになって帰る途中に
所望宿になっているお茶の先生のところをのぞいた。
すぐ失礼するつもりだったのに干菓子が並んでいるお盆を寄せてくださって
お茶を飲みませんかと言われ
一もにもなくいただきますと答え
干菓子をつまむ。
甘さが体に染みわたるようだ。
干菓子の乗ったお盆には
機織機の細工が施されていて
なんでも蔵で見つかったとのことだが
かつて城端を代表する機屋さんならでは。
こんなんわたしんちのどこをひっくり返しても出てこない。
干菓子を2個、3個といただきお茶を飲み
先生のお宅の所望が近づいてきたのでお茶だけをいただいて
逃げたのだった。