はれあたまダイアリー

とにかく続けるよ

枯渇

地域の役をやっていると

一番気の重いのが

「役をお願いする」ことです。

ひと昔前は

60が定年だったので

60過ぎると農業や地域の仕事にでてもらうあてができたのですが

今は少なくとも65歳までフル勤務の人が多い。

人が減っているのでそもそも母体が小さい。

いい人はいろんなのが回ってきてフル活用されようとする。

そこを無理やんこお願いしようとするからむずかしいのよ。

 

でも今回 役をお願いしに行って

話を聞いてきたのだが

本当にいい人だった。

公平だし責任感強いし

みんな褒めてたけど

こんないい人が地元にいるとわかってうれしいほどだった。

しかし

あと10年経ったらと思うと

こわいものがある。

 

しばらく前に

小林正観さんの本が好きで読み漁ったことがあったが

正観さんは

人間の喜びとしていちばん質の高いのは

「人に喜んでもらえること」で

「食欲」や「性欲」などと区別していた。

 

人のために役立って

使われて使われて死んでいく。

そういう生き方がいいのだ

と言っていた。

そんなことできないよと思うが

そういうのがいいなとも思う。

どこかに引っ張り出されたり

仲間に入ってくれと言われるのは

少なくとも

一緒にやるのが嫌じゃない人というのが前提だろう。

仲間に入れてくれてありがとう

と思って引き受けた役が

私にもあって来年また一つ加わります。

がんばろう