成人式を見させていただいた。
若者がたくさんいる晴れやかな場所にいられるのはうれしい。
でも本当のこと言って
今時の成人の女性の着物姿は気になるところがいっぱいあって
残念になって落ち着かなくなる。
二十歳の着物の装いは「清潔感」が必須。
やはりごちゃごちゃしてたり、眉を隠すような髪型は着物に合わない。
スッキリ感を見せるはずの和服の襟周りをフワフワ襟巻で隠すって残念過ぎ。
襟元をスッキリ見せるのに重ね襟もない方が私はいいと思うけど。
ステキなお嬢さんもたくさんいらっっしゃるが、そこに目がいかず
気になるところばかり見ているのは意地悪だからだろうか。
代表の方のスピーチは大変に立派だった。
ちゃんと自分の言葉で語っていらっしゃって誠実さが感じられた。
でも私は卒業式でも成人式でもいつも思う。
今からそんなに感謝しなくていいんだよ。
以前に書いたけど
私が「感謝」ということを心から思えたのは40歳過ぎだ。
心の中で反発してばかりでいつも自分中心に考えていた。
「感謝」って
「好き」とか「嫌い」のように
強制するものじゃなく自然な感情だと思う。
それは人に言われるものじゃない。
今は社会全体が若者に「感謝」を強制しているように思える。
まじめな若い人を見てると
「感謝」の重荷を取ってあげたいという気になる。
感謝は死ぬ間際に気付けばそれで十分な感情。