2020年全米図書賞(翻訳文学部門)
というビッグタイトルを獲った
柳美里さんの本です。
本屋大賞とか
いろいろ釣られて読みますが
私の覚えている範囲の中では
ナンバーワンのすばらしい本でした。
本はなるべく買いたくないけど
敬意を表してこれは購入しようと思います。
主人公は福島出身で
そして富山県砺波郷からの移民の子孫だという設定のようです。
移民というのは
いつの時代も
最も厳しい地区でのスタートで
私たちの祖先が福島でご苦労されたこともわかりました。
柳美里さんのホームレスの人たちへのまなざし。
弱者への思い。
国の政策はとっくに忘れ去り置き去りにされた人々への思いが
見えないように暮らしている私たちをゆさぶります。