月曜日の三味線のお稽古の時に
西城秀樹が死んだ話になった。
ある1人が
「今聴いてみると西城秀樹の歌の上手さんに驚いた」
といった。
若い頃の歌が流れる。
今よりもキイが高く、声が響き渡る。
本当に歌がうまい。
西城秀樹の若い頃は
歌がうまいとか思って見なかった。
あの西城秀樹の形に、
絶叫型のあふれる情熱の形に圧倒されていた。
歌が正当に評価されていなかった、
といってもいいかもしれない。
どんな気持ちだったんだろう。
脳梗塞で不自由な生活だった50代。
波乱の人生を63歳で終わっていた西城秀樹。
ほっとしているところがあるかもしれないと
思う。