沢田研二が
映画「土を喰らう十二ヶ月」でキネマ旬報の最優秀主演男優賞に続き
毎日映画コンクールの主演男優賞も受賞した。
かつてジュリーのファンだったので
この受賞はとてもうれしい。
若い時の美しさが好きだったので
沢田研二が美しさを放棄したのが許せなかった。
太ってしまったジュリーにあきれて見なくなってしまっていたが
沢田研二を再認識する機会があった。
山本太郎が二度目に立候補した時
応援弁士としてみんなの前に立ったのだ。
まだ世間的にはほとんど認知されていなかった山本太郎の応援をするという
その心意気に沢田研二を見直した。
原発に異を唱えるとテレビに出られなくなるという
そういう日本で自分の言葉で話す沢田研二はいいなと思う。
見た目の美しさはないが
年相応に分別のある人になって
主演男優賞という華やかな場所に出てきてくれたのは
本当にうれしい。
郷ひろみは
沢田研二とは対照的で
若い時の見た目をそのまま維持するスターで
夕飯は食べないとか
ストイックな生活で昔のままの体系を維持している。
しかし
老いは隠せない。
顔はどうしてもしわがあるし
先日テレビで見たらあのトレードマークの眉毛が
描かれていることに気付いた。
何かアンバランスなものを感じてしまった。
若い時に沢田研二が好きだったので
どうしてもひいき目に見てしまうから
そうなのだが、
今回の映画の受賞は本当にうれしい。
