今日 普段は行かないところでの集まりがあり
終わってから
その建物のトイレに入った。
そのトイレは
病院のトイレのにおいがした。
においはその時の気持ちを思い出させる。
入院していたあの時、
早く外に出たいと思っていた。
亡くなる前の父を見舞っていた時、
寂しさがいつも一緒だった。
今私がいるのは
病院のトイレじゃなくて
家族はみんな元気だ。
自由にいろんなところに自分の足で行けて
好きなものを食べられる。
こんなありがたいことはない。
年を重ねることのいいことの一つは
普通のありがたさが
身に沁みてわかってくることだ。
今日はトイレのにおいだったけれど
折に触れ
普通に暮らせるありがたさを
感じています。