今日の砺波演劇鑑賞会は
チェーホフの「桜の園」
栗原小巻主演でした。
50代半ば過ぎの私らにとって
「女優」=栗原小巻
という栗原さんの時代を知っているので
期待して向かいました。
「桜の園」は没落貴族の最後を描く作品で
だいたいが暗いお芝居なんですね。
今回は1列目のほぼ真ん中で観劇させてもらい
まさか寝るはずが
と思っていたにもかかわらず
芝居の暗さに負けて
ついうっかり
コクコクしてしまうのです。
芝居というのは
周りが暗く心地よい声が響き
眠くなるのです。
変化のない舞台は
どうしても眠気を誘います。
私としては
少しはコクコクしたけど
かなりがんばって起きていたつもりでした。
ところが世話役で隣に座っていたヨウコさんから
「ずっと寝とるもん、ほんとにどきどきしたわ」
と幕間に指導がありました。
私としては
全体の5%ぐらいは寝たかな
と思ったのですが
ヨウコさんは
反対や
と言っていました。
1幕にしっかり休養を取って
2幕はしっかりと舞台を見ました。
小巻さんは今おいくつなのでしょうか。
相変わらずほっそりと
知的な美しさはお変わりないのでした。
体をキープし
あの細さであの声あの動き
他の俳優さん達も同じです。
役者ってすごいよね
と
一緒に行く3人で
毎回言いながら駐車場まで歩くのです。