はれあたまダイアリー

とにかく続けるよ

訃報

在所の方が亡くなった。
今日の昼に
電話があって
「お父さんが亡くなりました」
とおっしゃり
確かお父さんは亡くなっているし

「お父さんて…」というと

「主人です。前から患っていましたから」

患っておられたのは知っていたが
まだ70にもなっておられないと思うし

お淋しいことですね

というのが精いっぱいでした。

そのことを母に言うと

うちの田んぼとその方の田んぼが隣同士で
今年は農作業をされなかったが
ほとんど毎日
田んぼに来ておいでたという。

稲刈りが終わった後も
田んぼに行くと
たいがい姿を見たという。

役場の職員としてお勤めになり
専業農家でなかったし
それまで
田んぼにそれほどの思い入れがあったとは
思えないのだが

田んぼで
何を思っていらっしゃったのだろうか。

でも田んぼを見つめていらしたというのは
わからないでもない。

暮れの葬儀というのは
寒さもあって
淋しい。

春が来たら
また田んぼにおいでるのだろうな。