はれあたまダイアリー

とにかく続けるよ

正客

午前中は高岡勝興寺のお茶会に行ってきた。

勝興寺が国宝になって

今の流行なので一度見てきたい的なそういうので行ってきた。

茶席は2席あって

裏千家と藪之内だった。

私は藪ノ内に所属しているのでそちらの席をメインに見たかったのだが

裏千家の方が圧倒的に人口が多いので

裏千家が主席となっていた。

わりに早く出て行ったので

藪ノ内は1席目に

裏千家は2席目に入れたのだが

2席目は高岡市長がお見えになるということで

しばらく市長の到着を待つことになった。

1席目は橘衆院議員が入られたという。

 

こういういわゆる政治家の偉い人が

「正客」一番の客となる。

お茶をやっていらっしゃる 方は少ないので

政治家はお茶と関係なく愛嬌を獲って席が丸まればいいみたいなことになっている。

 

お茶は知れば知るほど

正客などやりたくなくなるものだと思う。

ほとんどやったことないし全然そんな器じゃないので私がそういう心配すること自体おこがましいのだが。

茶席をいい感じに保つのに

自分の知識をひけらかすことなく

かといって何も知らないのに正客やるのかということになるので

亭主と息を合わせてうまく対応なさる正客はほんとに素晴らしい。

 

ここで全く関係ないが

山本太郎は主権者は「国民」であって

政治家は「使い走り」だという。

 

政治家が市所蔵の文化施設の様子を見に来るのはいいが

お茶のことを何にも知らない人なのに

正客に座らせて

みんなで持ち上げるそういうことは

やめたほうがいいのではないかと

今日思った。