はれあたまダイアリー

とにかく続けるよ

女の子でよかった

今日は私の生まれた日だった。

幸せな誕生日だった。

 

まず

今日は一日山の現場での仕事をできたことがありがたい。

 

ひざの手術をしてから

正座でお茶のお稽古ができることと

山の現場へ戻れることが目標だった。

 

働けるのは何よりうれしい。

 

仕事から帰って事務所に戻ると

まほろばちゃんがおめでとうと言ってくれた。

そしてまほろばちゃんのお母さん(通称ババリン)からも

誕生日おめでとうの伝言を伝えてくれた。

まほろばちゃんと私はいとこなので

まほろばちゃんのお母さんは父方の私の伯母さんだ。

「はれあたまちゃんが生まれてすごくうれしかったんだって」

ババリンが9歳の時に私は生まれた。

9歳のババリンが私が生まれたのがすごくうれしかったって初めて聞いた。

母にそのことを話したら

「お姉ちゃん(ババリン)にはかわいがってもらった」と言った。

「おっちゃん(ババリンの兄、私の父の弟)がいちばんかわいがってくれた」

とも言った。

私の知っている範囲のおっちゃんは酒を飲まない限り

不愛想で無口な人だが

小さな私をかわいがってくれたとは知らなかった。

 

「誕生を喜んでくれた人がいた」

それを知ることは

65さいになってもうれしいし

私を強くしてくれる。

 

私が生まれた時

父は男でなかったと残念で仕方なかったらしい。

だが、そのうちに

やはり自分の子はかわいかったようで

不器用ながらも父から愛された思い出はいっぱいある。

 

「女でよかった」

と母が言った。

「さいろ。女でよかったやろ」と私。

 

母が暮らす時間の一番多いのが私。

何とかうまくやっている。

 

「今日私の誕生日やったよ」と母に伝えて

「私は幸せやよ。忙しいけど忙しくできるのは幸せやよ。

 娘が幸せなことを知っといてか」

 

と言ったら

母が「おまんは父ちゃんと一緒と言われるわ」

と言った。

 

母の中の私への誉め言葉だと思う。

 

メッセージやプレゼントもいただいた。

励みになります。

ありがとうございます。