キャベツ炒めに捧ぐ
- 作者: 井上荒野
- 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
- 発売日: 2014/08/09
- メディア: 文庫
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私が読んだのは
単行本の方ですが
今年のセンター試験の国語の読解問題に
この小説から出題されて
おもしろい小説だと
話題になっていたので
図書館で借りて読んでみました。
センター試験の問題になっていたのは
この本の中の
こきゅうりいろいろ」というタイトルの一部だった。
センター試験の翌日に
新聞に載っていたので
この文章を読んでみたが
正直
そんなにおもしろいかなあ
と
疑問に思ったのだった。
しかし
本を借りてきて
一冊丸々読めば
とても面白い本だし
この部分の味わいもよくわかった。
やっぱりホールで読まないとだめね。
ここ家という名前の総菜屋で働く
還暦前後の女性3人の人生が
織り交ぜられながら
総菜屋という
食べたくなるお菜を取り混ぜながら
紹介されている。
60まで生きると
大概いろんなことがあって
この3人も
特別なようで特別でない。
肝心なところでいたわりあえる3人と周りの人たちで
最近の私でも一気に読めました。
きのうの健康診断の
胃カメラ待ちの前に読み終わった。
作者の井上荒野は
男性っぽい名前で男の人だと思い込んでましたが
女性でした。