はれあたまダイアリー

とにかく続けるよ

井上荒野は女性だった

キャベツ炒めに捧ぐ

私が読んだのは
単行本の方ですが

今年のセンター試験の国語の読解問題に
この小説から出題されて
おもしろい小説だと
話題になっていたので

図書館で借りて読んでみました。

センター試験の問題になっていたのは
この本の中の
こきゅうりいろいろ」というタイトルの一部だった。

センター試験の翌日に
新聞に載っていたので
この文章を読んでみたが
正直
そんなにおもしろいかなあ

疑問に思ったのだった。

しかし
本を借りてきて
一冊丸々読めば
とても面白い本だし
この部分の味わいもよくわかった。

やっぱりホールで読まないとだめね。

ここ家という名前の総菜屋で働く
還暦前後の女性3人の人生が
織り交ぜられながら
総菜屋という
食べたくなるお菜を取り混ぜながら
紹介されている。

60まで生きると
大概いろんなことがあって
この3人も
特別なようで特別でない。

肝心なところでいたわりあえる3人と周りの人たちで
最近の私でも一気に読めました。
きのうの健康診断の
胃カメラ待ちの前に読み終わった。

作者の井上荒野
男性っぽい名前で男の人だと思い込んでましたが
女性でした。