はれあたまダイアリー

とにかく続けるよ

1貫目

田原総一郎

総理大臣を辞めて
6年目の田中角栄
インタビューしようとした日に
田中角栄が約束の時間になかなか現れない。

田原が先に来ていた
元秘書の早坂茂三
どうしてまだ来ないのか

と聞いたところ

まだ資料を読み終わっていないのだろう

と早坂が言ったという。

田原総一郎と対談が決まったときに

田中角栄

田原総一郎の資料を一貫目用意しろ

と命じたという。

これから会うインタビュアーを知るために
3.75キロの資料
本で言うと何冊だろうか

それを読もうというのだからすごい。

いくつになっても
必要な勉強を忘れない

できることすべてやる

最近田中角栄のすごさが見直されているが
これも
それを感じる逸話の一つ。

対峙する相手を理解しようと努力して
多くの人を魅了しながら
総理の座に上り詰めたのだ。

貧しい農家の家に生まれ
学校にも進学できない中で。

比べるのは
よくないことだけど

あとで思い出して
よく考えたら
すごい人だったよな

よく考えたら
いいひとだったよな

よく考えたら
あれはあれでよくやったかも

あそこで
辞めてよかった

辞めるところで辞めてよかった
ちゃんと考えていた

と言われるような
国の代表になってほしいです。