はれあたまダイアリー

とにかく続けるよ

トイレの神様

新しい道徳

新しい道徳

道徳の授業の胡散臭さは
大なり小なり
みなさんも感じていらっしゃるのではないでしょうか。

子供に
通りいっぺんのきれいごとを張り付けるような一時間。

あれはあれで息抜きでよかったんですよ。

それが道徳まで評価の対象にしようというんだから
息抜きが息抜きでなくなる。

矛盾だらけの道徳教材を
突っ込ませたら
北野武
日本でいちばんかもしれません。

というくらい
今の時代にあった
突っ込み方をしていて
映画より
ずっとおもしろいです。

北野武が書く

2015ウサギとカメ

ウサギとカメがいました。
カメがいいました。
「うさぎさん、どっちが速いか競争しよう」
ウサギがいいました。
「悪いね、君と競争してる暇はないよ。それじゃあね」
ウサギはそういうと、あっという間に、山の向こうにかけて行ってしまいました。

競争する相手がいなくなって、がっくり落ち込んだカメが道端でふて寝をしていると、やがてウサギが走って戻ってきていいました。
「カメさん、そんなところで寝ちゃ駄目だよ」
カメは喜んでいいました。
「ウサギさん、ありがとう。僕と競争してくれるんだね」
ウサギが、ちょっと申し訳なさそうな顔をしていいました。
「カメさん、○○○○○○○○○○○○○○○」

本書より。

落ちは本をご覧くださいね。

もうひとつすごいと思ったのは

俺は汚いトイレを見ると、掃除をせずにはいられない。飲み屋でトイレに入って、前の人が粗相していたりすると、つい掃除をしてしまうのは昔からの癖みたいなものだ。今までいったい何遍、見ず知らずの他人が汚したトイレを掃除したことか。

トイレの掃除本で北野武
トイレの掃除をしていると読んだことがあったが
ここまでの領域とは知らなかった。

さすがだ。

トイレの神様北野武の後には控えているのだ。

本もいろんな角度から突っ込んであって
おもしろかったよ。

北野武にひれ伏す。