濃茶席の待合に
良寛さんの書がかかっていました。
力が抜けているというか
限りなく存在を軽くしたいという
力がないんじゃなく
軽やかな書。
解説を見ると
禅語の
「従少出家今已老、見人無力下禅床」
(わかきより出家して今すでに老いたり、人を見て禅床を下るに力無し)
の下の句
「見人無力下禅床」
が書かれていて
良寛さんが好んで揮毫された言葉のようです。
若い時にさんざん修行して
客が来ても
座禅の席から下りてもてなす気力ももう失せた
という意味らしいです。
生きながら
枯れつつある境地。
いつかは
たどりつけるのでしょうか。
今んとこ、
リームー。