はれあたまダイアリー

とにかく続けるよ

終わっていく

きのうの朝

母が歯の詰め物がとれたという。

残っている歯はそんなに多くないので

大事な歯だからすぐに歯医者さんに電話をしたほうがいいと

電話をして月曜日の予約を取ったのだが

5時に空きができて土曜日のうちに診てもらえることになって

送っていった。

1時間ほどして歯医者さんから電話があって

母が月曜日に歯を抜くことになったので

月曜日までに飲んでいる薬をわかるようにしてほしいとのことだった。

せっかく早めに歯医者さんに行ったのに

抜くことになって残念だなと思いながら迎えに行った。

「結局抜かんなんがいね」と

帰り道の車の中で母に話しかける。

 

「だんだん終わっていく」

と母が答える。

だんだん死に近づいていく という意味のよう。

歩きにくくなったり 今までできたことができなくなったり

その度にそんな気持ちがするんだろうな。

残り少ない歯を抜くのがとてもショックなことは伝わった。

夕飯は普通に食べているので

「ご飯は食べれるが?」と母に聞いたら嚙み合わせを調整してくださって

食べるには困らないらしい。

「もし抜くがいややったら歯医者さんにそう言おうか?」

と言ったが

「なーんよいよい。もう決まっとるさかい」

というので

「お母さんの自分の体のことやから自分で決めていいがいよ」

とも言ったが 歯を抜く決意は変わらないようだった。

ショックなのは抜いてからしばらくであとはまた落ち着いていくのだろうが

やっぱり歯を抜くのはショックですよね。

気持ちはよくわかる。