コロナがない時
ライブを見に行くのと
旅行が大きな楽しみだったのだと
コロナがある今 思い返す。
農協の理事をやらせていただいたおかげで
理事の旅行や蓑谷旅行会でいろんなところに行かせてもらった。
なんとＪＡの旅行センターの松本さんが
作ってくれる旅行プランでずいぶん楽しませていただいた。
会社でもお世話になったし。
「旅行」って
これがあるから頑張ろうと思える一里塚だ。
そういえば
私が小さかったころ
母が年に一度の会社の慰安会に出かけるその時のことを思い出す。
一泊の旅行のために
前日はみな美容院へ行って頭をきれいに結い上げてもらう。
当時母が働いていた日本抵抗器は百人以上の女工さんがいたと思うので
美容院も大変だっただろう。
頭が崩れないようにネットで包んで夜を明かし
おろしたてのスーツで出かけて行った。
精一杯のおしゃれをして出かける「これがあるからがんばれる」日だった。
そういえば
昔のなんと農協の共済の旅行は
農家にとっての「これがあるからがんばれる」励みの日だったと思う。
私のじいちゃんとばあちゃんが
2人で農協の旅行で九州に行って
買ってきた亀のはく製の壁掛けがずっと茶の間にあった。
ばあちゃんの旅行帰りの楽しそうだった様子が思い返される。
「これがあるからがんばれる」
旅行は楽しみの一里塚。
懐かしき日々。
