はれあたまダイアリー

とにかく続けるよ

おそろしい風景

今日は娘の引っ越しだった。

ベッドを運ぶのに

業者にお願いすると17万円かかるとかで

娘の友人夫婦と私ら親が手伝ってのベッド移送をした。

悪天候が心配だったが

夫の手際よい仕事ぶりもあって午前中に作業を終わった。

 

終わって富山市から金沢市へ帰るのに

高速に乗る。

今日は風が強くていつもより時速20キロはセイブして

なるべく追い越し車線には入らないように気をつけた。

 

来るときは富山市付近だけが強風だったが

帰るときには砺波市に入っても風が強かった。

小矢部市に入ったところで

前方に黒煙が上がるのが見えた。

 

近づくと赤々と燃える炎が見える。

 

悪いことではないとよいがと案じながらその火を見ていたが

 

近づくと

その真っ赤な炎の中に

アズマダチの柱の黒い骨格が見え

りっぱな家が燃えていることがわかる。

すでにその家は全焼だと思えた。

 

しかしこわいのは

ここからなのだ。

 

見ると

火が上がっているのはそこだけでない。

 

少し離れたところの家にも火の手が上がっている。

しかも1ヶ所でなく2か所も。

 

ニュースを聞くと結局9棟が燃えたという。

 

思わず心配になって

自宅にいる母に電話をかけて

火の用心を頼む。

 

何の落ち度もないのに

強風のために家を失った方々が

いらっしゃる。

 

家があるだけでありがたい。

停電だろうが

多少の破損があろうが

家があって眠れるところがあるだけでありがたい。

 

今日の午後はそう思って過ごした。