沖縄の名護市長選は
与党側の現市長の勝利に終わった。
沖縄でさえ
野党が勝てなくなっているのかと
この結果はショックだった。
名護市は
辺野古埋め立て地区があるところだ。
県を無視して国が工事を進めているが
途中でマヨネーズ状の地盤が見つかり
永遠に工事は終わらないと言われている。
こんな理不尽な工事が行われているのに
野党が勝てなかったのだ。
でも今日流れてきたツィートを見て
今の様子がわかるような気がした。
時間は残酷である。
時間の経過とともに、抵抗者たちも年老いていく。拒否は風化し、疲れ果てて言葉を失う。だから、金を持つ権力者は黙って時の経過を待てばいい。政府という無尽蔵の金(!)を持つ権力側は、権力に屈した者へは金を渡し、抵抗する者へはかつて支給していた当然の金を止めてしまう。いわゆる兵糧攻めである。
金と力と時間の長さに、抵抗者たちは崩れていく。
時間は、権力者に味方する。金を持つ権力者は、時間を下僕(しもべ)とすることができる。資金力のない人たちがいくら抵抗したところで、時間は抵抗を疲弊させる。金の威力を持つ権力は、黙って時間を買う。その間に、抵抗者たちは年齢を重ねる、資金も尽きる。感情だけでは抗えない。
それが、名護の、そして沖縄の現状だろう。
本文より
これは他人事ではない。
この国もそうなりつつある。
あれだけめちゃくちゃをやっている政府を批判するのは当たり前のことなのに
っていうかそれが大事なのに
だんだんとそういう声が押しやられつつある。
与党に味方するような野党ばかりが勢力を伸ばし
怖い国になりつつある。
目指せ戦前、国民奴隷化に
年々ベクトルがはっきり向いて生きている。