今日は２か月に一度の病院通い。
病院の待合室。
車いすのお母さんを連れてきた
私ぐらいの男性が
後ろの椅子に。
お母さんが
「おしっこしたいけど」
というと
「そのまますればいいが」
と息子さんが答える。
たぶんお母さんは
おむつを当てていて
慣れないから
そこでおしっこがしにくいのだろう。
３回ぐらい
その会話が繰り返されて。
なんかつらいなあ。
排泄というのは
人前でできないようにずっと生きてきて
みんなのいるところで
おしっこしろと言われても
できないだろうなあ。
死んだばあちゃんも
寝たきりでも
ここでおしっこしていいのかと
何度も聞いていた。
そしてそこでするのが
残念そうだった。
せめてのことに
車いすを
人影のないところへ
連れて行ってあげてほしかった。
などと思う。
私もいつかは
そういう日が来る。
体が動かなくなるという事は
尊厳が失われ
自尊心を失っていく。
どんな介護者になり
どんな年寄りになるのか
相手のことを考える
想像力が大切だよね。
でもゆとりがなくなって
考えられなくなっていきそうだよね。
どこまでできるのだろう。
そう遠くない
この先のことを考える。
