はれあたまダイアリー

とにかく続けるよ

当たりのお芝居

今日は
砺波演劇鑑賞会の日でした。

前半は寝て
後半は起きてしっかり見る

というのが
いつのまにか
私の観劇のスタイルになってしまっていましたが

今回は
少しも眠くありませんでした。

タイトルは

「ぶんなよ、木からおりてこい」

で子供が木登りをして降りて来いと言っているお芝居なのかしら

と思っていましたが

これがあなた、
水上勉原作ですよ。

青年座が1140回も上演したという
青年座の十八番といってもいい演目らしいのです。

始まる前にもらった印刷物を見て
あらすじを読むと

ぶんな というのはカエルで
高いところに憧れて
木に登ったブンナでしたが
そこはとんびの餌蔵。
餌としてさらわれてきた
もず、すずめ、ネズミ、へび
死を間際にした動物たちの
壮絶な戦いを目の当たりにします。

人間の本性を鋭くえぐり出しているのは
さすが水上勉です。

ひとつ

テーマがすばらしい

ひとつ

脚本がすばらしい

ひとつ

役者のレベルが高い

ひとつ

主人公がイケメン

ひとつ

衣装がすばらしい

ひとつ

舞台美術 演出も素晴らしい

ひとつ

1列目で見られて汗やつばが飛び散る様子が
目の前だった。

砺波演劇鑑賞会の中では一番でした。

今まで見たすべての演劇の中でも
数本の指に入る素晴らしい作品でした。

っていうか
昔に見たのはもうおぼえてないんですけどね。

いいお芝居です。
皆さんも機会があったらぜひご覧くださいね。

「ブンナよ、木からおりてこい」