はれあたまダイアリー

とにかく続けるよ

メザシの土光さん

「製品と復興 土光敏夫 百の言葉」出町譲 文芸春秋
最近よくあるこの手の本です。

3年前に購入しながらずっと途中で止まっていて
トイレにおいてありました。
最近ようやっと最後まで行きました。

社長とか会長とか
えらい人で
そのあと臨調の会長をやって
行政改革を断行した方ですね。

めざしを食べている
日常生活の記録が
NHKで放映されて
「メザシの土光さん」と
私が知るほどに有名になられました。

行政改革は国の借金が増えて
何とか国の体勢を立て直そうと
行われましたが

この時言われている借金が120兆円。

今の1/9ですね。

今の1/9の時に
土光さんはこう言っています。

 それにしてもおかしいじゃないか。政治は国民のためになることをやるものだ。ところが、いまは逆でしょう。みな自分のために議員になっているようなもんだ。
 百二十兆円の借金を抱えた国家財政の厳しさを知りながら「公共事業を増やせ」なんて言っている政治家は、金が動かなければ自分がもうからないから、あんなことを言ってるんじゃないか
 それでいて、どうだい。議員の数は減らさない。歳費は上げる。むちゃくちゃだよ。地方議員だってそうだ、とにかく議員の数が多すぎる。出張手当なんか大変なもんだ。
 議会の運営にしたって、効率が悪いよ。政策論議はおおいにやるべきだが、与野党間の駆け引きなんて、分からんね。民間の人間には考えられないことだ。
 だからボクは言ってるんだ。「行政改革だけじゃだめだ。立法府の改革もやらなければいかん」とね。
 議員の定数削減にせよ、議会運営の効率化にせよ、本当にやる気があるなら、立派なお手本はいくらもあるよ。アメリカにも、ヨーロッパにも。政治家は自ら率先垂範すべきなんだ。
土光敏夫 日本への直言」
           本著P152

結局
議員定数削減もないままに
選挙に。

行く?
選挙。

どうする?