はれあたまダイアリー

とにかく続けるよ

能町みね子

先日
NHKの夕方のニュース番組で
相撲の解説をしていた能町みね子さん
という人を知ったのだが

相撲に詳しくて
イケメンにも明るく
話が面白くて
能町みね子さん自体に興味がわいた。

今は便利で
ネットで
能町みね子
と入れると
いろんな情報が出てくる。
本を書いておられるようなので

南砺市図書館の検索ページで
能町みね子」を入れると
10冊ぐらい本が出てきた。

その中で借りたのが
この
トロピカル性転換ツアー。

能町みね子さん自身の性転換ツアー体験を
書いたものだった。

この前テレビで見たときは
全く気付かなかった。

読んでない本いっぱいあるのに

あっという間に読めましたよ。

具体的にどういうふうなのか
よくわかりました。
ただ切り取るだけじゃないんですね。
パーツは大切に使われることがわかりました。

この題名には、性同一性障害についての世間の風潮に
ちょっと反抗したい気持ちがあってのこととか。

 不幸なんて探せばいくらでも出てくる。自虐の塊の私は週一週二で「私は世界一不幸だ」って思って悲劇に浸ってみるけど、それはあくまで自分基準。私くらいの不幸なんてたぶん星の数。ほじくりだした自分のありがちな不幸を丁寧にショーケースに並べてひとさまにお見せするなんていう行為を思うと、私は顔から火が出るような、新幹線に正面から突進するような気分です。「感動・悲劇」で自分を語るのは気持ちが悪い。
 ついでにいうと、性同一性障害は「(外見が)とてもきれい。(内面も)女より女らしい」っていう風潮もいやだ。女より女らしい人は、女じゃないよ。ふつうの女はもっと男らしい。テレビやネットで見る性同一性障害の人たちになんで「ふつうの女」がいないのか、ということに、私はつねづね苛立ちを覚えていました。
  本書より

ふつうを表現するって
むずかしいよね。

能町さんはかなり成功しています。

ほかの本も読んでみよう。