はれあたまダイアリー

とにかく続けるよ

なりわい

高倉健
大学を卒業して
食べていくために
映画会社のマネージャーをやろうと
試験を受けに行ったら
俳優になってみないかと
勧められて
その道に進んだのだという。

演技はへたでも華があった。

すぐに主役を与えられ
そのあと
ずっとほとんど主役ですよ。

存在自体が
スターなんですね。

この間の立川談慶さんの本の中に
談志さんの言葉が出てくるって書いたけど
その中の一つに

「努力とは馬鹿に与えた夢である」

というのがあったけど

どだい
元から違うんだという話ね。

健さんが小さい頃の思い出を語っていて
炭鉱の町で育った健さん
死体をよく見たと言っていた。
毎年祭りなどがあると喧嘩が起きて
必ず一人二人死んでいて
それを見たと言っていた。

落下傘が開かずにおちて
警察より子供の足の方がずっと
現場に行くのが早くて
亡くなった米軍兵の持ち物を
とっていたと言っていた。

しばらく前まで
凄い時代だったんですよ。

やりたい仕事を選んで
ストイックな生活で
でも
「プロフェッショナル」とはなんですか?

と聞かれて

「なりわい」

と答えるところがかっこいい。

わたしも
お金を稼ぐために
がんばろう
と思いました。