グリーンピースという団体に
毎月少しずつではありますが寄付しています。
最近 放射能汚染水の海洋放出について
安全だというような政府の宣伝がテレビに流れていて
とても気になっていました。
こんな風刺画で揶揄されていたりして
世界の世論から認められているわけではありません。
あの広報は政府の勝手ないい分です。
グリーンピースの見解を紹介しておきます。
何のための海洋放出?
政府と東電によれば、福島の復興のために福島第一原発を廃炉にするには、原子炉の内部にあるデフリ(溶けた核燃料や原子炉構造物のがれきが固まった物)を取り出さなくてはならない。この作業用の施設を建てるすぺーうを確保するために、タンクの中の汚染水を処分するしかない、としています。
「廃炉」ってどういうこと?
汚染水の原因となっているデブリ、東電は2022年度内に、原子炉に穴を開け、内部のデブリを金属ブラシで擦りとった粉末を1グラム、吸い出す予定ですが、成功するかどうかは不明です。デブリの総量は推定880~1000トン前後、取り出したデブリを管理する具体的な方法は明らかになっていません。結局、「廃炉」の最終形は曖昧なままなのです。
増え続ける汚染水
デブリが建屋内に残っている限り、汚染水は1日平均150トン(2021年)増え、仮に廃炉作業にあと30年かかるとすると、さらに130万トンの汚染水が発生します。
ALPSで処理したにも関わらず、汚染水の中にはトリチウムや炭素14だけでなく、セシウム134,セシウム137,ストロンチウム90、ヨウ素129,ルテニウム106,テクネチウム99、プルトニウムなども基準値を超えて残留しています。
海洋放出の前にこれらを二次処理で取り除き、海水で希釈することになっていますが、現時点で二次処理がうまくいくかは明確ではありません。
現時点での最善の解決策は陸上保管
汚染水タンクを置いておく場所はあります。東電も政府もその事実は認めています。
グリーンピースは、より大型で堅牢なタンクに汚染水を移し、高精度な核種除去技術を開発することを最善と解決策として提案しています。
一旦放出された放射性物質は決して回収されることなく、海流に乗って、数万年にわたって世界中の海を汚染し続けます。
グリーンピースは今後も、汚染水の海洋放出をくい止めるための行動を続けていきます。
汚染水の海洋放出に反対します。