はれあたまダイアリー

とにかく続けるよ

天職

JA蓑谷旅行会でNさんと2人部屋になった。

Nさんとは年が近いしかつては話もしたのだが

それから十数年が経っていてお互い印象がぼけている。

Nさんは最初私と一緒になってちょっと緊張していると

正直に言ってくださった。

 

夕飯が終わって食べすぎてもう横になりたい状態だったので

カラオケもパスして

Nさんと2人で部屋に戻る。

 

そしてNさんと2人で話し始めたのだが

だんだんと彼女がすごい話し上手で面白い人だったのを思い出す。

いろんな話をしたが

心に残ったのは

彼女が今している仕事を「天職」だと言ったことだ。

 

仕事を始めようと思った彼女はハローワークに行くわけでなく

直接老人介護施設「きらら」に

「私要りませんか?」

と電話する。その時は即座に断られるが

数日後に「洗濯場に空きがあるが仕事をするか」

と電話がかかってくる。

洗濯場で働きだした彼女は与えられた仕事だけでなく

空き時間に拭き掃除や利用者の汚れたシューズを洗うなど

自ら仕事をかってでる。

広がる仕事の度に「天職」と思ったという。

もともと話し上手であけすけな会話が好評で

利用者さんからの信頼が厚くなっていく。

ずーっと楽しく彼女は介護の仕事を「天職」と感じながら務めてこられた。

 

みんなが、こなすのをなかなかハードと思う仕事を「天職」と思える

精神性が美しくて

いろんな話をずっと聞いて

彼女は飾ることなく面白おかしくいろんな話をしてくれて

寝る時にはしゃべりすぎてのどが痛くなったと言ってくれて

いい夜でした。

旅行は楽しかったし食べ物もおいしかったですが

彼女の話が一番の出来事でした。