はれあたまダイアリー

とにかく続けるよ

式辞でクイズ

今日は地元の中学校の卒業式だった。

コロナで行かなくてもよかったはずでしたが

会長のご都合により

代理として出席させていただきました。

K校長先生は

娘の担任だったこともあるわが校になじみの深い先生で

校長として再び中学校にお見えになったのは素晴らしいことなのですが

K先生の卒業式の式辞が素晴らしかった。

校長先生の式辞で初めて泣きました。

 

形も型破りで

「今から漢字一文字を体で表現するので

 わかった人は手を挙げて答えてください」

と式辞の最中に

演台の前に出られてポーズをとられました。

ポーズをとられるまでは

むずかしい字で子供たちがわからなかったらどうしようと

心配になりましたが

それはゴルゴ松本の有名な持ちネタの一字で

誰が見てもすぐにわかりました。

卒業生の中から手が上がり答えが出て

式場全体がくつろいだ和やかな雰囲気が漂いました。

あとで伺ったのですが

先生の教え子の中にすでに亡くなっている方も結構いらっしゃるというのです。

とにかく生きていてほしい、命を大切にしてほしいと。

それを伝えたかったのだと。

 

自分だけの幸せというのはない

家族や出会った人たち、周りの人たちが幸せで

初めて本当の幸せになる

周りの人の幸せを考える人になってほしい

ということを

鬼滅の刃大河ドラマを引き合いに

わかりやすくお話しされました。

 

K先生の目線は上からじゃなくて

子どもたちと同じ高さで

言い聞かせるというより

お願いされているという感じがしました。

この先生の言われることなら聞かなきゃな、と思いました。

 

もうひとつ素晴らしかったのは

ピアノの演奏です。

歌の伴奏だけでなく

証書の授与や、送辞、答辞のバックに流れるのは普通CDだったりしますが

全部ピアノの生演奏だったのです!

その演奏が素晴らしくて

うっとりして聞いてきました。

 

コロナで大変な一年を送られたお話も伺いましたので

また今度書きますね。

 

ああ、いい式だった。