はれあたまダイアリー

とにかく続けるよ

菅笠の菅

今度の万華鏡は
菅笠がテーマだが
火曜日に取材に行ってきました。

福岡町の
菅笠保存会の
会長さんと
役員の方。

83歳と81歳です。

話を伺って
びっくりしましたが

菅笠は
製造工程がいっぱいあって
分業化されてるんです。

菅を育てる、
菅を刈って干す
菅笠の骨組みづくり
菅を縫い付ける

大きく4つかしら。

でも一つ一つが
熟練工の技が必要。

とくに菅を干すのには
圃場の3倍ぐらいの地面が必要で

お金を払って場所を借りて確保していたらしい。
場所の取り合いになったりすることもあったとものの本に書いてあった。

コンクリートと土の上で干すのも
仕上がりが違ってくるようで
やっぱり土が一番いいみたい。

そして干すときには3日間ガンガンに晴れてないと
品質が落ちるので

この時は
子どもが遊びに行くときにも
ごろごろ聞こえたらすぐ帰って来いと
親に念押しされていたらしい。

土用の後の3日間ぐらいが一番いいのだとか。

刈取りは
すごく暑くて重労働。
機械化も検討されたことがあったとのことだが
むりだったとのこと。

刈取りだけでこれだけの話があって

一つの笠には
労力と技術が
ほんとにたくさん積みこまれてることが分かった。

維持ってむずかしい。
むずかしいことがよくわかった。

だってそんなにできないもん。