高村薫
「規範を失った日本社会」
もはや腹を立てるだけ虚しい、それほどの惨状です。
一国の首相の配偶者の振舞いに振り回されている政治の現状も、
取り繕うのに必死の内閣も、ひたすら追従するだけの与党や官僚も、
そして次元の低さを冷笑するだけの有権者も、全てが最低、最悪。
けれども、これが民主主義を標榜する日本の、掛け値なしの実像なのです。
麻生大臣の暴言が
改ざんはどの省庁でもある
とか
セクハラ罪はない
とか
どのひと言も辞任に値するいい加減差なのに
動くマスコミは
新聞・雑誌の一部。
テレビは知らん顔を決めている。
でも高村薫が
この異常さを
ちゃんと書いてくれている。
心底
ホッとする。