はれあたまダイアリー

とにかく続けるよ

ほんとにそう

実践倫理宏正会の会報
「倫風」3月号が
おもしろかった。

まずは出久根達郎氏の「本からもらった元気ことば」

から

安土桃山時代に出版された「犬枕」から。

犬枕は清少納言枕草子に似せて作られた本とのこと。



嬉しきもの 思う方からの手紙

見苦しきもの 年寄の差出(余計な口出し)

短くて良きもの 病人への見舞振り(病気見舞いは短時間ほどよろしい)

聞くに嫌なもの 酒の酔いの長物語

綺麗なるもの もし有らば無欲の人(もしと断っているところがいるわけがないと言っている)

穢(きたな)きもの 琵琶色の歯

心良きもの 路地に水うちたる

静かなるもの 雪の夜 元日の朝

長ごうて良きもの 恥多しといえども命

肝用なるもの 常々の養生

恐ろしきもの 理非を知らざる人 年寄女の悋気

とめたきもの 大酒 下り腹

恥ずかしきもの 嫁入りのあくる日 人前のけが うそのあらわるる 意見を聞かで後悔
        親の前にて悪口

うらやましきもの 世を捨てたる人 読みがたき文よく読む人

いちいちごもっとも。

昔も今も
価値観はそう変わらないのだね。