はれあたまダイアリー

とにかく続けるよ

こぶちゃんへの贈り物

実践倫理宏生会の月刊誌
「倫風」9月号は
9月の敬老の日にちなんで
祖母や孫とのつながりが特集されてた。

その中に
林家正蔵さんのおばあさんとの思い出が
書かれていた。
その話もしみじみといい話だったが

正蔵襲名の時の所ジョージの贈り物について
書かれていたのがおもしろかった。

 タレントの所ジョージさんの教えは印象深いものでした。正蔵襲名の折にご挨拶に伺いましたら、後日、贈り物が届きました。桐の箱に入った刀の鍔(つば)でした。高価な鍔です。それが何と、銀色にスプレーされていたんです。「素のままならたいそう高価なものなのに、なぜだろう」と思い手紙を読むと、「伝統は壊すためにあり。あなたもこのように光り輝きなさい」とありました。「小さくなるな、黴臭くなるな」というそのお心を、今も大変ありがたく思っています。
 人気絶頂で亡くなった古今亭志ん朝師匠とは、最後の対談をさせて頂きました。「こぶね、こぶは三平にはなれないよ。あたしだって志ん生(父)にはなれないようにね。こぶは、筋もの(古典落語)が向いてるよ。

ちょうどこぶへいさんは
現代もので行くか古典にするか迷っていた時期で
おかげでぶれずに古典に進むことができたと書いてありました。

人を笑わせるという
厳しい道を選んだこぶ平さん、
最近はテレビでもあまりお見かけしなくなりました。
落語家として寄席で頑張っていらっしゃるのでしょうか。

どんな噺をなさるんでしょうね。
いつか聞いてみたいものです。