はれあたまダイアリー

とにかく続けるよ

サルは個食

家の光 5月号はいのっちが表紙


家の光らしく
「家族」について特集してあって
対談で
京都大学総長の山極壽一と
作家の林真理子が対談している。

京都大学総長の山極氏はサルが専門で
サルについて
語られている。

たとえば
ゴリラが楽しそうに子供を遊ばせているのを見て
結婚したくなったとか、
チンパンジーは集団で生活するけれど
家族は持たないとか
ゴリラは家族に近い集団を持って
互いの顔が認識できる距離に集まり食べ物を分け合うとか

ゴリラは4歳で脳の成長がストップするけど
人間は5歳まで90%になったあと、
16歳ぐらいまで成長するとか、

そういうことが書いてあります。

そのあとで

林真理子
「最近は孤食(一人で食事をとること)や、個食(家族が違うものを食べること)が増えていますよね。三百円も出せば、コンビニとかで好きな時間においしいものを買えるんだけど、その自由と引き換えにものすごくたいせつなものを失っている気がします。

山極壽一
「それは人間がサルに戻る行為だと思います。サルは食べるときに分散して個々で食べる。個人が重要視される社会傾向になってきているんです。近代資本主義というのが個人を自由にするという方向にずっと向ってきて、個人の資産を殖やし、故人の欲望を満足させるように社会がつくられてきたせいです。これをわたしは現代社会の「サル化」だと考えています。

「ご飯を一緒に食べよう」

私がやりたいのは
ここらあたりかも知れない、

と読んでいて思いました。