- 作者: 岸見一郎,古賀史健
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2013/12/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (113件) を見る
アドラー心理学を解説した本で
「青年」と「哲人」の問答という形で書かれている
昔懐かしい書き方になっています。
人の幸せとは何か。
宗教、心理学、
あまたの教えや学説がありますが
3年前
小林正観さんの講演会で
グループトークをしたときに
聡明そうな若い女性の方が
宗教はいろいろな学派があるけれど
山登りのいろいろな道があるということで
正観さんの登り方がとてもわかりやすい
とおっしゃっていたのを思い出しました。
心理学もその仲間に入るのだと
いうことですね。
人の幸せについて
「真理」はひとつ。
この本の中の表現で言うなら
過去にどんなことがあったかなど、あなたの「いま、ここ」には何の関係もないし、未来がどうであるかなど「いま、ここ」で考える問題ではない。
人生とは、いまこの瞬間をくるくるとダンスするように生きる、連続する刹那なのです。
「いま、ここ」が充実していれば、それでいいのです。
「他者に貢献するのだ」という導きの星さえ見失わなければ、迷うことはないし、何をしてもいい。
私は今57歳だから
今からも変わり続けたいというのは
よくばりなのかもしれない。
でも
こんな本を大好きということ自体
そういうタイプの人間であります。
そういうタイプの人間は
周りの人にとって
うざいこともあります。
でも同じ思いの人に出逢うと
スパークすることもあります。
正直言って
最近
変わりたい願望が薄まっていたのですが
元気づけられた
一冊でありました。