娘が家を出て
アパートを借りることになった。
まあ、いろいろあって
そういうことになった。
本当はもういい年なので
慶事で出てもらいたかったが
そういうことでなく
勤めている会社のそばで1人暮らしをすることになった。
娘の好きなところでも特に好きなところは
私の作ったものをほとんどおいしそうに食べることだ。
食事の支度をするとき
あ、これは娘が大好きなのだ。
と思いながら料理して
その期待通りにとてもおいしそうに食べてくれることは
私の日々の生き甲斐のひとつになっている。
「もうこの食べっぷりを見られないのは残念やけど
我慢するわ」
と娘に言ったら、うんうん、と言っていた。
おいしいものを食べるより
今したいこと
大事なことがあるのだろう。
その選択は悪くないと思うし
自分で歩んでいってほしい。
娘の新たな旅立ちを金銭的でなく
心で応援したい。
がんばれ。