はれあたまダイアリー

とにかく続けるよ

阿闍梨餅

京都のお土産に
阿闍梨餅を買ってきた。

外の皮が弾力があって
歯ごたえがおもしろい饅頭で
値段も手ごろで
しかも京都駅伊勢丹の地下街で買えるという
便利さです。

三味線の稽古に
これを持って行ったら
阿闍梨って人の名前?」
と質問を出す人があり

阿闍梨の話になった。

先生が
阿闍梨千日回峰行をした人がなれる
お坊さんの最高位だということを言われ

そこから
酒井雄哉さかいゆうさい)大阿闍梨の話になった。

なんと三味線の長谷川先生は
酒井雄哉にお茶を入れてもらわれた
経験がおありになる。

20年ほど前に
仏典を読む会の仲間に誘われて
何とかという酒井雄哉が住まう寺を
旅行で訪れた。
先生はそのときすでに酒井雄哉ファンだったが
すでに偉い人だったのでまさか会えるなどとは
思ってもいなかった。

寺に参って帰り道
先生が最後を歩いていたというが
たまたまふらっと歩く
酒井雄哉を見かけた。

思わず
「あ、酒井雄哉や」
と小声で叫んだのを
酒井さんは聞き逃さずに

どっからおいでたの
というような声をかけられ
城端から来たことを言うと
お茶でも飲んでいかれますか?
と誘われ
先生はあわてて先に行ったみんなを呼び戻し
庫裡の隣の部屋で
酒井雄哉さんを囲みお茶を飲んだのだという。

酒瓶がいっぱいあって
お酒をお飲みになるんですか?
と聞いたところ
私は一滴も飲まないけど、
職人さんなどにあげると喜ばれるから
とおっしゃっていたという。

柔らかい表情で
お地蔵さんのようだった


先生は
神々しい雰囲気を
何とか私たちにも伝えたいと
思っておいでるのがよくわかった。

酒井雄哉とは編集

本もお借りしてきました。
二十数年前に書かれた本で
久しぶりに感じの多い本を読みます。