はれあたまダイアリー

とにかく続けるよ

恵方巻きという新文化

だいたい
行事というのは
資本主義文化に都合よく利用されていて
最近は
輸入物の
ハロウィーンとか
もう少し古いとこだと
バレンタインデーとか

買え買えと
かまびすしいことこの上ない。

最近は
節分まで
恵方巻き」
という海苔巻を
しゃべらず
一本丸ごと食べるという

血糖値高め
血圧高め
コレステロール高め
などの
生活習慣病のある人には
そぐわない
新文化がのさばってきている。

意味のない趣向で
モノを売ろうとする
恵方巻き文化がだいたい好きでない。

最近私は
海苔巻を作るのが大好きで
売り物の海苔巻を敵視している。

つい先日も作ったばっかりで
あんまり作っても
目新しさがないかと
恵方巻きの日には
敢えて作るのを我慢していた。

ところが
きのう
母が海苔巻を
ふたパックも買ってきた。

この間も
買わんでもいいよ
買うくらいなら
私が作るよ

と言っていたのに
このデリカシーのなさはどうだろう。

どうして買ってくるが?

と思わず詰問口調で母に聞くと

「いっぱい売っとったから」

という答えで
まんまと資本主義の策略に引っかかったのだった。

母の買ってきた
海苔巻は
私の作る普通の海苔巻やサラダ巻きと違って

ネギトロ系の具の入った
おいしそうな海苔巻で
よけいに私は傷つくのだった。

57歳で
こんなことに傷ついてどうするのだと
思うのだが
佐渡裕といい
恵方巻きといい

好き嫌いの感情がむき出した
節分となったのであった。