はれあたまダイアリー

とにかく続けるよ

今から思えば

2月に東京に暮らす
遠縁のテルコさんが亡くなり
母と一緒に弔いに行ってきたが
テルコさんは亡くなった時
九十歳だった。

テルコさんは
子供の時
家族で樺太から引き揚げてきて
父親の実家が
私の家の母屋だったため
父親の実家を頼って
夫婦と子供5人でやってきたのだった。

私の祖父が当時は掘っ立て小屋のような新家を
母屋のすぐそばに作って住んでいたので

ひきあげてきた家族のために
世話好きな祖母がなにくれとなく
面倒見たようで

そのあと
一家は東京へと越していくのだが
それからもテルコさん一家は
母屋よりもうちに遊びに来た。

一家に対して当時の母屋の仕打ちが冷たかったと
祖母が何回か言っていたので
そうなんだろうなと思っていたが

今から考えてみると
突然
7人が訪れてきて
ご飯を食べさせてください
と言われると

私だってそんなに優しくできない。
日に日に邪険になるだろう。

第一介護者が優しくできないのと同じ理屈で
優しくできなくて当たり前。

テルコさんは
長女でしっかり者で
東京へ一家で越してからも
要として
一家のあれこれを支えた。

世話好きではっきりしていて
かっこいい人だった。

冥福を祈る。