はれあたまダイアリー

とにかく続けるよ

運の話

昨年105歳で亡くなった日野原重明医師の本。

なるほどと思うところが
いろいろありますが
今日は運の話を。

運をチャンスという言葉に置き換えられるとしたら、
いつも僕はこんな風に考えています。
まるでそれは富士山のようなものだと。
新幹線に乗ると、静岡あたりで立派な富士山の姿が見えてきます。
しかし、新幹線に乗れば必ず富士山がみられるかといえば、
そうとは限りません。
雲に隠れて見えない日もあるでしょう。
晴れていたって、乗ったのが夜だとしたら、全く見ることができません。
日本一の大きな山でさえ見えないのです。
でも見えなくても、富士山は確実にそこに存在しているのです。

そこにそびえているのに見えない。
あれほど大きな山なのに見えない。
次に乗ってもまた見えない。
その次も、その次も見えないということがあります。
それでいつの間にか諦めてしまって、
富士山の近くを走るときに寝てしまっていたのでは、
とうとう富士山を見ることができないまま一生が過ぎてしまいます。
富士山が見えなくなっても、
そこに富士山があるということを信じること。
これこそが運とのいいつきあい方ではないでしょうか。


見えないものを信じたほうが
なんだか
楽しそうな気がします。

私たちは楽しみに生まれてきているんだから
こうやって
楽しむ方法を教えてくださるのは
さすが
日野原先生。