はれあたまダイアリー

とにかく続けるよ

唐物(からもの)

きのうのお茶のお稽古は
唐物だった。

「唐物」というのは

お茶を入れる茶器が
唐、つまり外国から来ていて
舶来品の大切な茶器を使って
あなたをもてなしていますよ。

という
茶器を大切に扱うことで
お客様を大切な人だとわからせる
点前で

唐物の茶器は

・決して片手で持たない
・ひざ上以上の高いところにあげない

などの決まりがあるのですが

ひっさしぶりの
唐物の点前だったので
すぐに忘れて
片手でひょいと持とうとしたり
両方の手を離してしまったり
(下についていても動かす時は必ずどちらかの手が
 添えられていないといけない)
茶器の正面に行かずに
茶器を動かそうとしたり

散々な稽古振りで
唐物茶器から不敬罪で訴えられるのでは
と思うほどだった。

先生は
普段はそんなことはおっしゃらないのだが

「本当に高価な茶器だったら
 そんな扱いにならないのかもしれませんけどね」

とちくりと
指摘されるのだった。

茶道は
ひたすら
人をもてなすお稽古です。

え?
稽古だけで終わってるって?

すぐにうちの人の言いそうなことを
想像してしまうのが
あれですけど。

ということで。