はれあたまダイアリー

とにかく続けるよ

冷たい政治の目

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作家高村薫サンデー毎日の原稿を

上げてくださる方があったので

ここに紹介したい。

 

「安倍元首相襲撃事件を受けて日本社会は事件の本質とは異なるところで反応し、軌道修正がされないまま安倍元首相は神棚に祀り上げられようとしているが、私たちが見逃してはならない事件の要はこうである。すなわち今回の犯人のような、親の入信で家族と自分の人生を破壊された宗教二世の存在は、こうした事件が起きて初めて社会の眼にふれるのだということである。私たちの社会は貧困・宗教・病気などで疎外された人びとが這い上がれる社会ではない。追い詰められて事件を起こして初めて、私たちはようやくその苦しみを発見するだけなのだ。こうした底辺に注がれる政治の眼は冷たく、そもそも見ていないというほうが正しい。長く政権の座にあった安倍元首相の国会答弁の姿が何よりの証拠である。野党の質問をのらりくらりとかわしてまともに答えず、突っ込まれて逆切れし、薄笑いしながら野次を飛ばす。国会での質疑は一言一句議事録に残り、後世に伝えられるが、そんなことは知ったことではない人が一国の首相だったのである。そして、国民の代表が集う国会でそんな答弁に終始した人の眼は、徹底して国民を見ていなかった。いわんや宗教二世の苦しみなど眼中にあったはずもないが、国民の苦しみに背を向け続けた人が国葬とは何の冗談かと思う」(作家の髙村薫さん、『サンデー毎日』への寄稿『暴力を正義面で糾すより底辺の現実を受け止めよ』から)
安倍氏国葬にする理由として
「長期にわたり政権を担った」というのが理由になっているが
実際は どんな不祥事が起きても辞めなかったのだ。
国交省の役員赤木さんが自殺した時は
いくら何でもここで終わりだと思ったが
安倍はせせら笑っただけだった。
関与してることが分かったらやめますよ
と言っていたにもかかわらず
反社会的なビジネスをしていたジャパンライフのその人を招いていたにもかかわらず
嘘をつき通して辞めなかった。
それのどこが顕彰に値するのか。
 
本当に庶民に冷たい最低の人だった。
 
選挙への応援、憲法改正への関与、
もう自民党統一教会の境がわからないほどなのに
関与はないんだってさ。
 
自民党はまったく問題に取り組む姿勢がないので
こんなふうに
すこしでも私たちが声を上げるしかないじゃないか。
やりたくてやってるんじゃないよ。
10%という高額な消費税は
世界で90か国がコロナ下で見直しがされているというのに
日本ではまったく考えられていなくて
逆にコロナの分社会保険料雇用保険料が上がるという。
 
庶民の暮らしなど眼中にない政府。
それをどうあっても支持する国民の皆さん。