以前にも書いたと思うけど
安倍が変える前の教育基本法の前文が
格調高くて大好きだった。
たぶんこれを知ったのは
中学生の授業でだと思う。
われらは、さきに、日本国憲法を確定し、民主的で文化的な国家を建設して、世界の平和と人類の福祉に貢献しようとする決意を示した。この理想の実現は、根本において教育の力にまつべきものである。
われらは、個人の尊厳を重んじ、真理と平和を希求する人間の育成を期するとともに、普遍的にしてしかも個性ゆたかな文化の創造をめざす教育を普及徹底しなければならない。
ここに、日本国憲法の精神に則り、教育の目的を明示して、新しい日本の教育の基本を確立するため、この法律を制定する。
戦争の経験から
平和国家を目指す強い意志と
教育への期待。
私たちは期待されている。
日本を作っていくのは私たちだ!
と中学生の私をわくわくさせてくれた。
この間から
今度の新しい草案で自民党が削除しようとしてる
憲法97条。
この文章も大好きだ。
第九十七条
この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であつて、これらの権利は、過去幾多の試錬に堪へ、現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである。
「基本的人権は人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果」
と謳っている。
力のなかった庶民が少しずつ少しずつ獲得してきた成果。
日本だけでなく他国の影響もうけているだろうし
そういった声を上げてきた成果だ。
それをゴミ箱に入れるみたいに捨て去る自民党。
正気なのだろうか。
いや、正気とは思えない。
許せない。