きのう東京に行ってきたが
香典をもっていった親戚は
うちの隣の母屋に
戦後樺太から引き揚げてきて
終戦の2年ほどをここで過ごし
そのあと東京へ引っ越していった
その家族の中の一人が亡くなったのだ。
祖母と父が
仲良くしていて
母は祖母と父の思いもあって
東京行きを決めたのだと思う。
帰りの新幹線の中で
母が
父ちゃんが
「よう行ってくれたな」
と喜んどると思う
と言っていた。
父のために行ってきた母だった。
けんかもあったけど
父は家でもよく話す人で
母を相手に
自慢話、世間話、繰り返し話を
いつも延々としていた。
総じて
仲のいい夫婦だった。
結果として
そう思えることは幸せ。
嫁に来た母だけど
この家の責任を果たそうと頑張ってる母。
母のために何かできたとしたら幸せ。