はれあたまダイアリー

とにかく続けるよ

友達の家で

この間
ご飯のおかずに
しゃけとたらこが出てきた。

しゃけは
母が買ってきて
たらこは
珍しくうちの人が買ってきた。

ご飯に合う二大巨頭が、
二大塩モノが、
たらこは着色料の力も借りて、
きれいなピンク赤が
飯台の真ん中を陣取る。

ああ
もうだめだ、
この塩味は
ご飯の甘みがあってこそ
おいしいのだ。

というわけで
食欲の
タガがはずれ、
野放し状態なのであります。

野放しお昼を食べていると
ふと学生時代のお昼を思い出した。

下宿生活をしていたのだが
地元の友達の家に
遊びに行った。

お昼を食べる時間になって
私は彼女の部屋で
二人で食べるものと思っていた。

でも彼女は
下で一緒に食べよう
と言って
彼女と
彼女のお父さんとお母さんと
一緒に食べることになった。

そうか
良家の子女は
このような食べ方をするのか

自分たちだけで食べようとしていたのが
恥ずかしくなった。

その当時を考えてみると
うちのような
百姓家は
まだまだ遅れていた。

町の人たちに比べて
生活も食べるものもお行儀も違っていた。

お客さんはお客さんで食べ
私たちは私たちで食べていた。

ハレとケが
はっきりしていた。

一緒に食べるのは
いかにもハイカラで
かっこいいなと思ったのを
思い出しました。

あれから
三〇数年がたちますが
普段暮らしているところへ
どうぞと招いて
ご飯を食べてもらうのは
なかなか難しいことだと
やっぱり思いますですね。

変化球に弱いです。

日々の暮らしでやっと。